AIH、子宮鏡検査、そして体外受精へ
AIH(人工授精)の妊娠率は、自然妊娠とさほど変わらない。1回あたりの妊娠率は6〜10%で、その妊娠率には「ダンナとやりたくないけど子ども(大体第2子)が欲しい」、という事情のある夫婦も含まれるのだから推して知るべし。
AIH1回あたりの妊娠率6〜10%。その80%が3回まで、90%が4回までに妊娠する。
3回目のAIHに撃沈したわたしはすっかり心が折れ、体外受精に向けて準備を始めるという名目のもと、今周期はタイミングにステップダウンした。
今さら2年もの歳月をかけて、毎月挑戦し続けたタイミング法で妊娠するなんて思ってもいないけれど、0.1%でも希望があれば高温期10日目には立派に想像妊娠できてしまうのが妊活プロの悲しい性…。
いや、私のステージでプロを名乗ってはいけないか。
望み虚しく、今月もリセット
人と比べても全く意味がないし、くだらないし、楽しくない。わかっていても月に1度必ず訪れる「なんでわたしだけ…」と落ち込んでしまう日が、今月も寸分違わずやってきた。
今朝さっそく、子宮鏡検査の予約を入れた。その結果がどうあれまた今周期はお休み。
そして次の周期よりいよいよ採卵周期に入る。
タイミングやAIHよりもクリアすべきミッションが明確な体外には、正直なところかなり期待している
不妊原因が判明するかもしれない期待も高まっちゃっている。不謹慎な言い方をすれば、ちょっと楽しみでもある。その何倍も怖いけどね。
この夏は、夫と「ストレンジャー・シングス」をシーズン3まで一気見した。笑って泣いた。やっぱりダスティンかわいすぎ。Netflix最高!
STRANGER THINGS ストレンジャーシングス UP SIDE DOWN ”裏側 ” アップサイドダウン
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面白かっただけに、見終わってしまって寂しい…。
明るい不妊治療計画
2016年に11歳年下の夫と結婚した。当時わたしが35歳、彼は24歳。なかなか子どもができないため、2018年から不妊治療をしている。
不妊治療といってもステージは様々だが、私の場合は自己タイミング2年、クリニックでのタイミング指導8ヶ月、人工授精は3回挑戦(悲しいかな、もちろん全て陰性)。
この度ようやく体外受精に踏み切る決心がついた。
検査代だけで支払いは10万を超えた。結局、原因不明不妊。
わたしも夫も、調べられるものは何でも調べた。どこかに問題があるはずと、病院を変えて3回検査をしても、不妊の原因はわからなかった。それどころか、血液検査も卵管造影も精液検査も理想的な数値。
自力で排卵できる。周期は安定して、生理痛もほとんどない。まるっと健康体なのに、子どもができない。
ピックアップ障害か?受精障害か?
それでも、クリニックに通えば妊娠できるでしょ、と、タカをくくっていた。
長らく通っていた産婦人科から、不妊治療専門のクリニックへ転院すると決めたのは半年前。
初めての人工授精をするはずだったその周期、先生が卵胞を見落して予測より早く排卵してしまった。このままここに通っていてはまずいと思い、その週に不妊専門クリニックのマンツーマン説明会へ行った。
目をギョロっとさせながら、そのドクターは早口で言った。
「妊娠ってね、本来とっても簡単なことなんですよ。その簡単な妊娠ができないってことはね、たまごなのか卵管なのかわからないけど、見えないどこかに問題がある。原因を突き止めるためにと、早く体外受精したほうがいいに決まってます」
帰り道、排卵しても卵管で拾えない「ピックアップ障害」と、そもそも受精が難しい「受精障害」についてその詳細を調べた。いずれも体外受精、顕微授精でしか妊娠が望めない。
どちらも知ってはいたが、「自分が該当するかもしれない」と思うと、とてもショックだった。
1年以内に妊娠するカップルはなんと80%。2年以内なら90%。
定期的な夫婦生活をもっても1年妊娠しない場合、原因がどうあれ「不妊」に当てはまる。
わたしたち夫婦の不妊の原因を突き止めるのは難しいとわかった今、できることをひとつずつこなしていくしかない。
このブログは、高度不妊治療に挑戦するにあたって、自らの記録のために始めました。
ぜんぜん明るくないじゃん、って話なんですが、割と明るくやってます。