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徒然なるままに

3度の移植記録について(3回目で陽性→妊娠継続中)

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不妊治療クリニックを卒業したので、これまで3回の移植について記録します。

 
私たち夫婦の場合は原因不明不妊でした。

生理不順や内膜炎もなく、血液検査や夫の精液検査も全てクリア。強いて言えば私がプロテインS欠乏気味(基準より僅かに下回る程度)でしたが、良好胚を移植しても着床すらしないため、問題が受精卵にあったのか、内膜環境にあったのかは不明。


因みにふりかけ(IVF)の成績は悪く、6個中1個しか受精せず(多精子受精多めだった)。

顕微は5個中4個受精成功したため、もしかしたら自然には受精しにくい体質が不妊原因だったのかも知れません。


タイミング療法時は34歳〜、5回のAIHは36〜37歳、採卵37歳(AMH2.9/アンダゴニストで14個採卵/胚盤胞5つ)、移植時38歳。夫の年齢は現在28歳です。

 

■移植1回目(陰性)

  • 自然周期
  • 黄体ホルモン補充:プロギノーバ、デュファストン 、ルティナス膣錠
  • 胚盤胞5AB(ICSI)をAHAありで5日目に移植。
  • 内膜は15mm


移植1週間前に、着床しやすくなると聞いて子宮鏡検査を受診。

初めての移植のため、1度目で妊娠できるもんだと舞い上がり、神社などを巡る。移植後にジンクスのポテトなどを完食。

BT3頃に下腹部の痛みを感じたことで完全に妊娠したと思い込む。陰性判定でメンタル崩壊。

BT10、hcg4.0→陰性判定

 

陰性判定の次の周期に、内膜日付診を受ける。

結果:内膜炎なし、日付診は-1日相当。

→1度目の陰性は窓のズレ?!

 

2回目以降の移植は5日目胚盤胞を6日目に戻すことになった。

 

■移植2回目(陰性)

  • 自然周期
  • 黄体ホルモン補充:プロギノーバ、デュファストン 、ルティナス膣錠(1度目と同じ)
  • 胚盤胞5BA(ICSI)をAHAありで6日目に移植
  • 内膜は11mm


移植時も痛みもなく、本当に移植した?と思うほど何の症状もなかった。ジンクスを全てやめた。BT9、フライングで陰性確認。

BT10、hcg0.0→陰性判定

⭐︎先生からは「着床しなかった理由は受精卵の染色体異常によるものかも。それくらいしか原因が見当たらない」と言われる。

 

■移植3回目(陽性判定)

  • 自然周期
  • 移植2時間前に子宮内hcg液を注入した(着床率が上がるらしい)
  • 黄体ホルモン補充:プロギノーバ、デュファストン 。今までよりしっかり補充するため、膣錠はルティナス→ウトロゲスタンに変更
  • 内膜は9mm(過去一番薄かった)
  • 胚盤胞3つ全てAHAあり

 

ホルモン補充周期と悩んだが、やはり今回も着床の窓がより広い自然周期でチャレンジ。

診察にて排卵が確認されたため、トリガーなしで 排卵から6日目に移植。

移植した卵のグレードは以下。

・3BB→4BB (IVF

・4BC→3BC (ICSI)フラグメントあり

・3C→解凍後収縮(ICSI)


3Cは解凍後戻らなかったけど、一応生きてるということでまとめて移植。

悪い胚に引っ張られて良い胚の着床を邪魔されたり、流産したりしないか?

→それは考えられないとのこと。着床した際は他の胚は吸収される、仮に2つ着床して、1つがよくて1つがダメな場合も、着床して育ってる胚があれば流産ではなく吸収されるとのことで一安心。

 

BT後の症状について

  • BT0の夜、鮮血出血あり(出血はこれっきり)
  • BT6、軽い生理痛のような下腹部痛
  • BT11、hcg330で陽性判定
  • BT15、突然つわり症状始まる
  • BT19、胎嚢確認
  • BT26、心拍確認 CRT4mm
  • BT33、CRT11mm
  • BT39、CRT19mm、心音確認、クリニック卒業

以降省略

 

超初期症状について

基礎体温は体外開始と同時に計測をやめたので不明。

胸も張らず、鼠蹊部のチクチク痛もなく、朝方汗だくなどのよく聞く初期症状は何もなくて、相変わらず不眠ぎみ&生理前症状と同じ。

強いて言えば判定日前日に耳閉感があったくらいです。

黄体ホルモン補充中は頭痛と下腹部痛が継続。陰性の時も同じ症状でした。

つまり、わたしの場合は超初期症状と呼べるものは何もありませんでした。参考にならずすみません。

 

運動、過ごし方、サプリメントなど

運動は移植2週間前まで毎日プランクチャレンジ10分のみ。

漢方や移植後のジンクスは全てやめて、移植前日まで毎夜飲酒してました。


サプリも最低限に減らし、以下のみ。

ビタミンD:2000IU

・オメガ3

葉酸(folate)

・ビタミンC(ビタミンB2.B6配合)

 

受精卵は熱に弱いとのことで、移植後の湯船はクリニックを卒業するまで控えていました。

 

通院していたクリニック

【タイミング法】

■育良クリニック

産院なので不妊治療に詳しくなさそうな印象。

クロミッドなど排卵誘発剤を使用したタイミング法なら問題なし。超音波診断などは保険適用でやってくれます。卵管造影検査もこちらで受けました。

 

【AIH(人工授精)】

■京野アートクリニック

AIHは約30000円で、1周期あたり40000円ほど。

3回のAIHを行いましたが、こちらもAIH当日以外の超音波などは保険適用あり。先生の指名ができなくて、院長だったり非常勤の先生だったり、感じの悪い先生だったりと当たり外れが激しい印象。平日は比較的空いています。採精室あり。

 

■東京hartクリニック

1周期のAIHにかかる費用は70000円ほど。

2回のAIHを行いましたが、全て自費診療。土曜日以外は先生の指名が可能です。

 

【ART】

■東京hartクリニック

1度の投薬〜採卵〜培養〜凍結までで90万円ほど。アンダゴニスト法で採卵しました。静脈麻酔は23,000円で良心的。

移植費用は1回12万(AHA含む)、投薬合わせて1周期あたりにかかる費用は17〜20万円ほどです。

診察はあっさり。高い実績を誇るクリニックなので、お任せしたい人は院長先生がいいかも(卵子の質の話をしがちですが)。

K先生は聞いたことに対してしっかり言葉を返してくれるので、ある程度知識があって疑問点を解消したい人にいいかも。(わたしはK先生推しでした)

治療や診療に差があるとは感じませんでした。

土曜日は激混み。平日はあまり混んでいませんが、医師が2名のため1〜2時間待ちはザラでした。料金も高額のため、治療を受けているのは比較的高齢の方が多かったかも知れません。

 

 

こんな感じです。

この記録が、不妊原因不明で苦しんでいるご夫婦の参考になったら幸いです。